<37th> アヒルたちの湖

2020年05月23日

歌詞


1 偏差値ばかりの社会では 
  心が千切れそうで 
  優越感 追い求めて 
  微温湯を探してた 

  笑顔で別れた2秒後には 
  無機質な真顔に戻る 
  イヤホンして 視野狭めて 
  人を見つけないように 

  同じ磁石のように 
  近付くと逃げてしまう 
  裏切られるくらいなら 
  最初から信じないと 

  長い月日で 作られた 
  自分の役に 縛られて 
  素直にはなれない 
  口を閉じたままで過ごす 
  古い自分が居座ってる この家で 

2 子供の頃に戻りたいと 
  口癖のように言う 
  自分のこと 守る責任 
  それすら重たいから 

  人とは違うと思うけど 
  的にはなりたくないから
  別の的を 探してきて 
  向こう側に居座る 

  石を投げつけて 泣かせた 
  あの時の罪が 
  今になっても消えなくて 
  手枷は外れない 

  目に見えない楔 
  錆び付き 抜けずに 
  前に進めない 
  許せなかったのは 
  本当は自分自身かも 
  ありのままの自分認めて 
  未来を歩めるように 

  素直になりたい 
  カッコ悪くてもいいから 
  古い自分にサヨナラして 
  今からでも


コメント

「醜いアヒルの子」という寓話があります。 周りとは違いアヒルの子は兄弟たちからいじめられ悲しみます。 最終的に自分はアヒルではなく美しい白鳥だったことに気付きます。 この話は、たとえ周りと違っていても、自分が輝ける場所を見つければいいんだということを教えてくれます。 しかし、それだけではなく、白鳥の子をいじめてしまうアヒルの子たちがいるのも事実です。 人と違うことを求めるくせに、周りと違うことも恐れる。 誰か見下す相手を見つけることで、仲間意識を醸成する。 そんな悲しい習性にも気付かされます。 自分のことが醜い、劣っていると感じてしまって、ありのままの自分を素直に認められない。 自分を変えることができずに、過去にいつまでも囚われてしまっている。 現代人はそんな悲しいアヒルと白鳥だらけなのかもしれません。 それでも、前を向いて進んでいきましょう。 いつか美しく空を羽ばたける日が来るまで。

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