
<51st> 唇の記憶
2021年12月08日
歌詞
1 普段は吸わない煙草 火をつけて
ベランダの外には 車だけが動いていた
長過ぎる髪の毛は捨てられず
コーヒーとふと目が合った
切ったまま余ったホールケーキを貪る
投げ捨てられた花火の燃え滓に
また火をつけてくれ
湯船に座り浴びるシャワーでも
流せないのは唇の記憶
2 怪獣の映画から目が覚めて
昨日の夜からの夢の続きが今始まる
通り過ぎゆく街のショーウィンドウ
本当はもっと早足
サイドミラー越しに覗き込むような瞳
イカロスの羽 溶けてもいい
薔薇の甘い香りに誘われ
何もかも忘れてしまっても残る唇の記憶
投げ捨てられた花火の燃え滓に
また火をつけてくれ
湯船に座り浴びるシャワーでも
流せないのは唇の記憶
コメント
記憶とは、頭の中にだけに残るものではありません。