<12th> 涙も出ない
2016年12月25日
歌詞
1 書きかけの手紙 書き上がることはもうない
突然の終わり 巻き戻ることはない
はじめて過ごした夜も 何度も通った道も
最後に送ったメールも もう過去の思い出に
ああ ふたりでいれることで
互い 幸せでいれたのに
それじゃだめなの 愛じゃなかったの
ふたりでいてもひとりきり
ああ 何故か涙も出ない 涙脆いはずの僕なのに
悲しくもない
何も変わらない明日がまたやってくる
2 今までありがとう 終わらせてくれてありがとう
悩ませてごめんね 逃げてばかりでごめんね
燃えるようなはじまりで 慣れてきた日常で
次第に離れてしまう 時の流れに負けて
ああ ふたりでいれることで 互い大人に近づけたね
自分の存在を相手の中に求めることを知りました
ああ 共に過ごした日々は永久に消えない尊い日々
過去を大切に 未来を大切に
それぞれの人生(みち)を歩む
今までありがとう。
コメント
何年も一緒に過ごした人とお別れした時に作った歌です。
一緒に過ごすことが当たり前になっていたのが、突然終わりました。
いえ、いつまでも続かないことはわかっていたのかもしれません。
わかっている終わりから逃げていただけだったかもしれません。
共に過ごすことで、互いに幸せ。
でも、それでも何かが足りない。お互いの向いている方向がズレている、二人でいても二人が一つにはなれない、そんな違和感がありました。
長い生活が終わったとき、自分でも意外なほど悲しくない。涙も出ない。
変わらない生活がまた始まったのでした。
出会いがあれば、別れもあります。
どんな結末であっても、それまでの自分たちを否定せずに、思い出を胸にしまって、前を向いてまた歩き出したいですね。