<32nd> 2番目のペンギン

2020年03月16日


歌詞


1 狭い学校の中では 
  テストの点とか かけっこだとか 
  背が高いとか 絵が上手いとか 
  そんな些細なことで競ってた 

  みんなと違うのは嫌で 
  でもみんなと同じのも嫌で 
  髪型だとか 筆箱だとか 
  「個性」が分からなかった 

  誰かが決めた物差しの 
  上でもがき苦しんでた 
  1番にはなれなくて 
  いつでも敗者だったから 

  この広い世界の中で 
  小さな自信を見失って 
  誰かが褒めてくれるのを 
  黙って待っていた 

  最初のペンギンには 
  結局なること できなかった 
  誰かの背中を見送って 
  主役にはなれない気がしてた 

2 誰も知らないこの町で 
  育った日々は嫌いじゃなくて 
  何もないけど 優しい空気で 
  懐かしい景色は 少し変わった 

  共に生きる人ができて 
  ささやかだけど 卓を囲んで 
  変わらぬ日々に疲れはあって 
  だけど きっと幸せだ 

  終わりのないこのレースを 
  降りる勇気を出して 
  何者にもなれなかった 
  それでも確かなこの自分 

  この狭い世界でも 
  確かな幸せを見つけたよ 
  目の前に広がる暮らし 
  「普通」に感謝して 

  最初のペンギンには 
  なれなかったけれど 
  それでいいのさ 
  2番目のペンギンらしく 
  落ち着いた暮らしを受け入れて


コメント

集団で行動するペンギンの群れの中で、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛び込むペンギンをファーストペンギンと言うそうです。ほとんどのペンギンたちはそんな勇気がなく、最初のペンギンの背中を見送ります。世の中はとても速く流れます。熾烈な競争社会では今日も身を削った戦いが繰り広げられます。しかし、誰もが最初のペンギンにならなくても大丈夫です。この広い世界には、誰も知らない狭い世界があります。そこで穏やかに生きていくのもきっと幸せなのです。2番目のペンギンでもいいのです。

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